新潟大学山岳環境研究室

長野県白馬村・白馬大雪渓

年間1万人の登山者が通過する白馬大雪渓では,毎年のように落石や崩落などで登山事故が起きています.研究室では,大雪渓の両岩壁から生じる落石や崩落,雪渓崩落に関する調査をおこなっています.毎年7月頃に白馬村役場で山岳ガイドや山関係者を対象に研究成果の報告会を開催しています.大雪渓では,研究成果を生かした登山ルートが設定されています.

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長野県白馬村・氷河調査

2012年にはじめて飛騨山脈で氷河が発見され,現在まで7つの氷河が確認されています.2018年に白馬村のサポートにより,新潟大,立山カルデラ砂防博物館,白馬山案内人組合で氷河調査団が結成され,現地調査により唐松沢雪渓は七つ目の氷河と確認されました.現在,長野県と白馬村のサポートを受け白馬連山氷河調査団が結成され,白馬村にある他の雪渓が氷河であるかを調べています.

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長野県白馬村・岩石氷河調査

日本ではまだ富士山と北海道と立山の3か所でしか確認されていない永久凍土ですが,飛騨山脈北部に位置する杓子岳において存在する可能性が示唆されています.現在ドローンや物理探査の機材を用いて,杓子岳北カールの岩石氷河において山岳永久凍土の分布可能性を調査しています.

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長野県白馬村・周氷河地形調査

北アルプス北部に位置する白馬連山では西側が緩斜面,東側が急斜面の非対称山稜が点在しており,とくに,西側の緩斜面を周氷河性平滑斜面といいます.周氷河性平滑斜面では現在でも1年間に数㎝~数10㎝の速さで礫が移動し,少しずつ地形が変化しています.本研究では白馬連山に点在する複数の周氷河性平滑斜面において,現在の気候環境下での礫の移動と地形の変化を継続的にモニタリングしています.

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新潟県上越市・雁平地すべり

株式会社キタックとの共同研究として,上越市の雁平地区の地すべりの挙動を調べています.雁平地すべりの調査をもとに,現在,新潟県で滑動している地すべりの検出手法の開発に取り組んでいます.

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新潟県糸魚川市・地すべり調査

新潟県糸魚川市にはフォッサマグナ西縁の糸魚川・静岡構造線があります.その周辺は地すべりの多発地帯となっています.現地調査では,現在動いている地すべりの移動量を実測します.現地調査の結果と衛星画像から検出した地すべりの移動量を比較しながら,衛星画像を用いた地すべりの検出・モニタリング手法について研究しています.

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